こんにちは!!にこにこです!!
リハビリの結果が出ないな。なんでだろう?
・リハビリの結果を出すための考え方が身につく
・より深く考えることの大切さを知ることができる
それではいってみましょう!
仮説検証とは?
私たちセラピストが患者さんやクライアントにリハビリを提供する時、必ずしなければならないことが『仮説検証』だと思います。
じゃあ、仮説検証って何?というと、読んで字の如く『仮説を立て、検証を行うこと』です。
いや、そんなことわかってるよ、という声が聞こえてきましたので、もう少し詳しく言うと、
仮説→『この痛みはどの組織が発しているのか?』『この捻れが原因で痛みを発しているのではないか?』と考えること
検証→その仮定が正しいかどうかを評価し、仮説が正しいか間違っているかを明らかにすること
一見すると、当たり前のように感じますが、意外とこの仮説検証作業をせずに、リハビリを行なっているセラピストは多いのではないでしょうか?
例えば、変形性膝関節症の患者さんがいたとして、『痛みがあるから、そこに電気をかける』『硬いところをマッサージやストレッチをして伸ばす』といった具合に、症状だけに対してリハビリを行うと、なかなか結果は出てこないです。
そこで考えるべきことは、『なぜ痛みがあるのか?その痛みを発している原因は何か?』ということだと思います。
では、具体的に何に対して仮説検証を行えばいいのでしょうか?私は、
『組織学的推論』
『力学的推論』
この2つが仮説検証作業を行う上で、とても大切になると考えています。
それぞれもう少し詳しく見ていきましょう。
組織学的推論
簡潔に言うと、障害の病態や原因を機能解剖学をしっかり用いて仮説検証をすることです。
例えば、膝の後面に痛みがある患者さんの場合、どこが痛いかによって、膝後面のどの組織が痛みを拾っているのかを知る必要があります。
膝後面には色々な組織がありますが、一連の流れとしては、
痛みを発している組織を見つけ出す→それに対してどのようにアプローチすればいいのか考える→その結果どうだったのか?を分析する→次のアプローチにつなげる
考え方としてはとてもシンプルですが、組織を触り分ける触診の技術が必要になってきますね。
日頃から触診の練習をしていきましょう!
力学的推論
こちらも簡潔に言うと、痛みを発している部位には、どのような力学的な負荷がかかっているのか?という視点で仮説検証をすることです。
膝後面の痛みに関していうと、膝にはどのような力学的な負荷(伸長、圧迫、捻れなど)が加わって、どのような組織が影響を受けて痛みが発したのか?という感じで考えることができると思います。
力学的負荷を考える際の一連の流れとしては、
姿勢アライメント評価→運動連鎖の把握→モーメントの把握→力学的負荷の仮説
こちらも考え方はシンプルですが、運動連鎖やモーメントの理解が必要になってきます。モーメントと聞くと、拒否反応を示すセラピストも多いのではないでしょうか?(私もそうです、、)
ぜひ頑張って日頃から勉強しておきましょう!
まとめ
いかがでしたか?
考えることって難しいですよね。人それぞれ体は違って、症状や原因は無数にあります。
ついリハビリの中で、ルーティンになっていることや深く考えずにしていたことはありませんか?
今回の記事を読んでもらい、患者さんやクライアントに最良の結果を出すためのきっかけにして頂けたら嬉しいです!